進路のなやみ
民間内定はもらってるんだが、昨日官庁の説明会へ。
まあ面白そう。しかし「本当に」やりたい仕事なのか。
やりたい仕事は貢献する仕事に「携わる」だけでなく、「成果」を出すこと。
ここで成果を感じて仕事ができるのかなあ。スケールがでか過ぎるだけにね。
というわけでまだ悩んでます。
しかし悩まずに決めた決断は必ず後悔につながるのでしゃあない。
公務員はダイレクトに国のためにはたらくことができる仕事。
少しボランティアに近いが、きちんと給料がでること(といっても大企業の足下にもおよばないですが)、お金を使ってインパクトのある仕事ができることがやはり魅力だと思う。
そして求められるのは、勉強できる脳みそ、人柄、志、この三つであると思う。
しかし実社会の組織がどう動いているのか、ということに興味がある自分としては、霞ヶ関と言う巨艦を操縦するよりも、民間企業の方が面白そうだと思ってしまう。
それに民間企業で法律とか組織の枠に捕われずに色々やってみたいという気持ちも強い。
一方で公務員の仕事もやってみたい。やはり国にダイレクトに貢献出来るやりがいは他では得られないものだろう。だが残念ながら現行の制度では中途で入ることが難しい(非正規なら可能ですが)ことを考えると、民間企業を選んだ瞬間に公務員の道は断たれる。。イギリスみたいな官民交流盛んな国だったらよかったのにねえ、と言ってもしょうがない愚痴ですが。
悩ましいが、後悔のない決断をしなければならないタイムリミットはせまる。
うーん、どーしよ。
今日考えたこと(処世三原則)
本日も読書三昧の日でした。久しぶり(1年ぶり?)にゴルフに行って(実は高校ゴルフ部でした)日焼けしてきました。(スコアについてはノーコメで)
一日で一気に黒くなろうなんて欲張った考えを起こして日焼け止め塗らず、皮膚がひりひりして眠れん。ということでブログかきます。
(このまえ紹介した)「私がベアリングズ銀行をつぶした」と「トヨタのものづくりはひとづくりから」という本と、ブラジルのドキュメンタリーにでてたリオのホテル経営者の話を聞いて、それらがリンクして思いついた処世の三原則です。
(ちなみに「トヨタのものづくり〜」の本はまったくおすすめしません。枝葉末節な社員教育論という印象で、これらをまとめるとどうなるんだろう、という議論のきっかけになったにすぎないからです。)
処世三原則(made by yamamoto)
1.真実を見て、聞いて、伝えること。
2.自分の生活及び仕事における関係者に貢献する積極的行動をおこすこと。
3.自分が接する人を尊重すること。
これらの三原則は数字が若いほど重要度が高い。特に1は不可欠。
軽く解説すると
まず1。1ができていないと、自分の思い込みで見たいようにしか世の中をみないことで、思い違いをして手痛い失敗をするから。
相手も自分もそれによって傷つくでしょう。
ベアリングズ銀行をつぶした張本人、ニック・リーソンも2.3はできていても1の要素に大きな欠陥があったと言わざるをえない。
1を完璧に実現することは最も大事で、一方で自分の経験上非常に困難だと思う。
人間は常にバイアスがあって、真実だと思っているあらゆるものは、(当たっている確率が高くても)必ず仮説でしかないから。
努力で情報を集め、想像力を働かせて真実をみつめる目を養うしかないわな。
あと真実を「語る」ではなく「伝える」にしたのは、
それを相手に理解してもらう、という段階まで到達することが非常に重要で
それは「語る」では言い足りないと思ったからです。
次に2。企業、官庁、あらゆる組織、あらゆるタイプの人間が地位を失ったり、または信頼、信用されないときに2がおろそかになっていると思う。
例えば
今までシェアを誇っていた企業がある企業に淘汰されるときは、
「関係者」である消費者が本当に求めているものは何か、という考えに至らず、
自分の強み、今までの成功パターンに縛られて
いつのまにか自分が売りたいけど誰もほしがらないものをせっせとつくりだしていた(アメリカのコダック社とかね)ってこともあるでしょう。
他の例だと上司や部下の業務遂行に貢献出来ない人は信頼されず、そっぽをむかれてチャンスも与えられないと思う。
家族もしかり。家族貢献は金銭的、精神的、肉体的貢献色々あるけど
これら全部の面において貢献がゼロの夫、妻って存在価値ある?必ず居場所失うと思います。
そして貢献の行動は、「積極的」でなければだめ。相手の印象にも残らないし、未来を切り開くこともできない。
次に3。人は千差万別。
いかに外見、地位、思考パターン等が同じに見えても、その人はその人だけ。
皆毎日いろんな人と会ったり別れたりしていてその事実がおろそかにされがちである故に、
「唯一無二の自分」を認めてもらえると自分自身嬉しいし、ということは他の人も嬉しい筈。
これはリオの実業家がいっていたことだけど、エドはるみのドラマでも
お掃除のおばさんに気に入られたのは、エドがその人のことを名前でよんでくれたからっていうのがあった。
人とつながりあうには、まずその人を他でもない唯一無二の「一人の人間」としてみとめることがスタートラインだと思った訳よ。
ではなぜこの順序か。
それは1,がきちんとできていないと、2.3が見当違いになるから。
いかにその人の貢献になる、と思っていも、
それが真実でなければまったく無意味だし、
人を尊重して人間関係を維持することばかり集中して
その人がどんな人かの真実を見抜けないと、善い人間との良い関係を築くこともでき
ない。
また2の貢献をおろそかにして、
3の尊重を重視したら、仲の良い友達はできるかもしれないが
(厳しい議論になる場合もある)仕事についての本質的話題話すことを避けてい
ることになったりして、必ずいつか失敗が訪れるでしょう。
では1,2ができていれば、3はいらないのか。
それは違いますね。
いかに真実を言い当てる力を持ち、人に対する貢献意欲が高くても
相手を尊重出来ないひとは、嫌われたり恨まれたりすることもあるでしょう。
そうすると自分の考えや方向性に協力的な人を失うことになり
人生もつまらないものになってしまうと思います。
やはり3も非常に重要な要素。
しかし1.2よりも優先的にするものではないというだけ。
相対的な順序づけです。
長くなっちゃいましたが
思いついたので書いてみました。
ではまた。
今日のこと
もうね、就活終ると時間あるのよ。
しかし8月に少しやるべきことがあって、一か月暇になっているから本でも読もうかと
今日読んだ本は
1.「日本銀行と機能と業務」2.「金融の世界史」(著者板谷さん)3.「金融の世界史」(国際銀行史研究会)4.「私がベアリングズ銀行をつぶした」5.「Google vs トヨタ」
です。
面倒なので題名はしょってますが、知りたい人はamazonで調べてね
まとめは
1.日銀の役割がよくわかった。彼らがどのように紙幣や資金をまわしているのかが理解出来た本でしたよ。モニタリングがうまくいっているからこそ、円は国内で信用力を保ってるんだなと。
2.人間の欲望「楽して儲けたい」これにつきますな。大衆がこれをやろうとして損をする、これは古今東西共通の理と言えましょう。しかし失敗を重ねて幾分かましになってきているとも言えるけど、人間がこれからも失敗を続けることを運命づけられていると考えざるを得ないね。しかしだからと言って実務をやっている人間がこのようなマクロ的、歴史学的視点で物を考える余裕があるか、というとこれまた難しい問題かもしれないなー
3.これは長くて読みづらい本だった。だけど産業が強ければそれだけ外貨をゲットできて金融システムも安定化する(一回不安定になっても)という仕組みは知ることができた。つまり産業が衰え、かつ国内需要も小さくなると同時に金融システムも壊れて悪循環が訪れる。日本の産業力は果たしてどれだけ今後も維持出来るのか。我々若者の力にかかっているのでしょうね。
4.まだ途中また今度ね
5.家電、スマートフォン、パソコン等においてはハードだけでなく搭載されているソフトで価値が決まる。電気自動車が普及しバリューチェーンが短くなり、かつIoTが搭載されるとソフトウェアの魅力度で車を選ぶ時代がくるかも。そうすると既存の車メーカーはgoogle,appleに勝てるの?それにトヨタ自前主義でいいの?といった疑問が生まれました。興味深い一冊
マー君の登板を見たり、リオのNHKの大越さんのドキュメンタリーみたり、読書したりインドアな一日でした。
読みたい本が多すぎてこまるなあ
それでは失礼します