心理学
最近ハマっている本のジャンルは心理学。
自分の感情は予測不可能。
無意識に情けない行動に出てしまったり
怒り、嫉妬、劣等感、自己嫌悪
イヤーな感情はちょっとしたことでわき上がってきます。
そのときは盛り上がっていて正しく思えても、後から考えるとみっともないと
思ったりした例は、ありすぎて思い出すだけで恥ずかしさで
がーーーーーーってなりまする。
しかしどのようなときに
そのようなネガティブ感情が表出するのか、ということを知ることができれば
もっとうまくそれらの感情を前もって予測したり
それらの感情に捕われにくくなるのでは、と思うようになりました。
それ故に(己を知る為の)心理学を
今勉強中です!
今日紹介する本は「図解:やさしくわかる認知行動療法 著 福井至等」
です。
この「認知行動療法」というのは何か、というと
自分が「これはだめだ。」「これはできない。」「おれはずっとこう(マイナスなこと)だ。」「こうなるかもしれない。」
という不安、劣等感、自己否定のゾーンに入って泥沼化したときに
どのように抜け出すか、という試みであります。
すごくざっくり言うと、
「ネガティブゾーンに入る自分のロジックは
思い込みにとらわれていることを、客観的に認識する」という手法です。
第一段階は
自分がそのようなネガティブゾーンに入る時には
必ず背景に、自分が作り出した「ロジック」がある。
まずそれを書き出して自己認識することから始めます。
例えば「オレは職場で嫌われいている」「オレは無能だ」と思う根拠には
「職場で挨拶してもだれも返事しない、誰も自分と食事に行こうとしない」
ということや
「前回失敗したから、また今回もうまくいかないに決まっている」といった理由付けが
背後にあるわけで
まずそれらの根拠を書き出すというわけです。
第2段階として
根拠を認識した上で、
そのような根拠がどれだけ確実なものか、ということ客観的にみて
自分で反証してみる。
というプロセス。
(簡単にいうけど、反証するのって結構難しいと思う笑。何しろ強く思い込んでいるんだからね。)
この本で特に面白いなと思ったのは、
思い込みになる根拠も、6つのカテゴリーがあるらしい。
1全か無か思考(60だめだったら100だめだと思う。)
2一般化のしすぎ(一つの例で全ての例を定義付け。(気になる女性にメールを送ったが、返事がない=自分をすきになる女性なんて、どこにもいない。一つのうまくいかなかった事象で絶望する。))
3マイナス化思考(今日は夫との会話が全くなかった、上司に声をかけられなかった=仲は冷え切っている。私への関心を完全にうしなったのだろう。一つのマイナスかもわからないような曖昧な現実を、マイナスなものだ評価してしまう。)
4未来への決めつけ(どうせよくならない。未来と過去は状況が(100%)違うので決めつけるのは間違い。)
5すべき思考(相手に「こうするべきだ」「こうあるべきだ」という期待を抱いているのにもかかわらずそれに相手が従わない。相手はコントロールできませんよね。)
6個人化(自分に関係のないことまで自分のせいにする。津波が来たのはあなたのせいじゃないです。)
一つの例があったのでここで紹介
「私には結果など出せず、上司に叱責されてしまうだろう。」と考えていたとき。
根拠は「成果を出せず、月末に厳しく叱られている先輩が何人もいる。私がそうなる可能性は十分にある。」
反証は「始まったばかりなのにやる前から結果が出ないと決めつけるのは、結論の飛躍。結果を出すための方法がわからなければ、誰かに相談するなどして方法を考えれば良い。上司に叱責される結果になったとしても、それですぐに首になるわけでも、人生が終わるわけでもない」
というような感じだそうです。
この本を読んで
悩んでいる人、こじらせている人、
思い込みフリーな生活へ一緒にトライしてみましょう!!